ファッションは自立の近道

ファッションは自立の近道


「切符買うの手伝ってください」
こういわれて振り向いたら、そこにいた人は?

A.
清潔感のないカッコをして、アタマぼさぼさで、
うつむいて依頼する人。
B.
おしゃれしてて、髪も染めてお化粧もして、
目をパッチリ、にっこり依頼する人。

どっちのほうが切符を買うのを手伝ってもらえる?
手伝ってあげたい?


実際に、コレはあゆが経験したこと。

まぁ前者ほどすごくはないけど、部屋着より、普段着より、
おしゃれしてるほうが圧倒的にすぐに手を借りれる。
ちょっと悪い癖があるので、必ず女の人に助けてもらうようにしてるけど。
そしてニッコリお願いしたら、みんな気持ちよくやってくれる。
「気をつけてくださいね。」「また、声かけてくださいね。」
こういう言葉の裏はないと思う。

障害があって、生まれつきだとカラダは不格好。
あゆだって、手には変形あるし、歩き方だって人とは違う。
車いすを使うことだってある。
だけど、それを感じさせないのは、身だしなみとキャラでしょう。
どうせ目立っちゃうんだから、だったらカワイく、カッコよく。

わざと、自分の不恰好な部分が分かる服を着る。
背中の変形、成長の止まった四肢、変形のある手、形の違う足。
どれも誰にもないあゆだけのカタチだもん。

ぴったりした服が好き。
キャミソールが好き。
ミニスカートが好き。

好きな服を着て、自分に自信が持てるから、元気よく街を歩けるの。


どんっっっなに中身がよくたって、
切符の1つも変えなきゃ、ステキな出会いのある場所へイケない。
そして、外見がイイとプラスαがゲットできちゃう。

正確に言うならば、
障害がどうのって言ったって、ただのイイワケ。
介護されやすく、おしゃれする工夫をしなくちゃ。
外見を怠るようなツメの甘いのは、モトから甘ったれ。
中身がどうのって言ったって、説得力のないイイワケ。

いつも向上心を持ちましょ。

やるだけやって、社会が冷たいと感じたとき、初めて声にすればいい。
理解がないと言うなら、やるだけやってから声に出そう。
でも本当に理解がないのか、一度、考えてから。

たとえ五体満足でなくても、六体も、七体も(こういう表現はあってるのか?)、
いくらでも自分次第で不満足にできる。
だけど、五体不満足だったとしたって、キャラでそんなのカバーできちゃう。


実家に暮らしていたり、家族と暮らして、介助をお願いしていると、
どうしても好きな服が着れない?
それはなぜ?

介助のしやすさ。
着替えさせやすさ。
どう見られてるか分からないから。

ねえ?
あなたはお人形?

オシャレしたりするところって、自分を際立たせるファーストステップ。
ラインを美しく見せるために、下着を考えて、オトナになっていく。
だから、ファッションってすごく大事だと思うのね。

介助してくれる人と、一緒に考えてみない?

「オンナノコなんだからオシャレしたいよ」

こう言うのって、ひとっつも恥ずかしい事じゃない。
家族がきれいなカッコして、レストランに食べに行くのに、自分だけ普段着?
それって逆に変な目で見られるでしょ。
そうやって、少しずつ、一緒に考えて、方法を見出そうよ。

次に、きっと欲が出てくる。

「この服が着たい」

そう思ったら、ストレスのハケグチといって、暴飲暴食に走ってたら、
ぱっとやめられるよ。
そうしたら、介助するのだって、ぐんと楽になっちゃうんだから。
イイコト尽くしが始まるよ。

社会に馴染むファッションを最低限しなきゃ、社会参加になんてならないよ。
いつでも、どこでも、ジャージじゃおかしいでしょ。
身近にはじめる「ファッションからの社会参加」って、すごくイイコト・ループのスタートだと思う。


一時爆発的に名前が挙がった乙武くん。
彼はイケメンだし(笑)、本当の不満足は感じないだろうね。
いつか、ライター接近戦したいね♪
そんな彼は、中身から滲み出たイケメンの象徴だと思う。

あゆもそういう子になりたい。

そして、あゆしか伝えられない、彼には伝えられないことがある。
それは秘密。
いつか絶対に、あゆの表現で、人に伝えて行こう。

やっぱり目指すは世界のアイドルね☆
 ↑ コレに関する苦情は受け付けません。