VarietyPack

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見られてナンボ、目立ってナンボ。
これが今のあゆの考え方。
だってね、そのほうが気持ちがずーっと楽に生きていられる。

歩き方が違う。
手の形が違う。
パーツのサイズが違う。

そんなの、自分と違うもんがあるんだから、目がいくじゃない。

かわいいオンナノコがいたら、目を引くでしょ。
イケメンがいたら瞬間移動…ぃゃっ、ちょっと見つめちゃうでしょ。

自分と違う→異物なんだと思う。


あゆ?
あゆは異物よ、珍獣よ、珍味よ。(笑)
ヘンでけっこう。かかってこい。


どんなギャルメイクも、どんなブランド物も、
あふれてしまえば目立つことはできない。
でも、あゆなんてあふれたら、それこそ世界の大迷惑。(爆)
だから、あゆには自分にしかない、希少価値を見ていたい。

そりゃ〜プールサイドで、あゆのチャレンジを20人近くで見つめられたら、
さすがのあゆもちょっと緊張&プレッシャーを感じるけど。
(スキューバダイビング体験レポートの時がそんな状況だったんだよね。)

障害者を対等な立場で見ていないとか、
差別されたとか、
過剰な表現と、過敏になりすぎる人が多すぎる。
これってあゆには窮屈だ。
だって、そんな言葉にわざわざ自分を当てはめて、なにが楽しいんだろう。

自分はその中で、どういう存在価値を見出すか。

寝たきりでも、主婦として存在している人もいる。
言葉として発言できなくても、ちゃんとお父さんしている人がいる。
人と違ったって、自分らしく生きている人たちは、
差別もされなきゃ、見下されてもいないし、みんな対等な立場で生きている。


施設にいるから?
車いすだから?
介助が必要だから?
お金がないから?
ルックスが悪いから?
…だから?

だから、なにさ。

そういってみたら、きっと自分たちのくだらない、
小さなイイワケの逃げ道に、笑いが止まらなくなっていく。


ふりかえって。
にっこり笑って。
ありがとう。


あゆだって、まだ抜け出せない道がいっぱいある。
コンプレックスも、トラウマも、いっぱい抱えてる。
だけど、障害なんて、たかがカタチじゃん。
そんなのに逃げたくない。

もう、あのころのあゆとは違うんだ。
そしてみんなで楽しみたい。

楽しいコトは、大歓迎。
だいすき。