なんで支援費制度?

支援費制度が始まって、なにが変わりましたか?
他人介護は特例のような状態だったために、介護者は国の指定する業者で、
よっぽどのことがない限り変更も容易にはできない措置制度。
それが急に権利が主張できるといわれ、次に介護者を選ぶ責任までもが、襲い掛かってきた。
時間の上限がつくとか、相談先がないとか、急に選択できる自由とか言われて。
ハッキリ言ってよくわかんないよ!
でも、悪いことばかり取りざたされるけど、イイ事だってあるんだ。

いままでとこれから

今まで文字通り『おんぶに抱っこ』だった、福祉に守られていた障害者たち。
支援費制度が2003年4月から始まり、介護は家族の責任とされていたのが、他人介護へ。
だけど、家族も人として生きるためのものを拘束されていたものが、尊重されるようになり、
さらに介護苦がなくなることで、介護される対象者であった人も、
家族の一員としても尊重されやすい環境になってきた。
人として生きることに関わる責任。
その一つに介護を受ける業者を選ぶなど、少ないながらも与えられるようになってきたと思ったら…?
障害者自身の個人の確立は、自身となり、社会参加への第一歩にならないかな。

サービス利用者個人の「個人負担額」というボーダーラインが、低くなったことで、
自分たちからの負担額(利用した際、相手への支払うお金を収入で%換算)というものが、
今までなかった人は支払うことも少なくはなくなった。
でも、もっと全体を見てみたらどうだろう。
「個人負担額」を支払えるように、収入のある環境になるように、
制度の整備などを呼びかけていくのも悪くないと思う。
だってこの国に暮らすなら、税金のこと、義務のこと、権利のこと、ちょっとずつ考えなきゃ。

守られる。
税金で暮らす。

それって本当は違う!

だから、抜け出してみない?
それが平等に見てほしいと思うアナタのチカラになると思う。