2004年横浜市民福祉保健研究発表大会 就職したい!〜雇用形態例から見る必要な"あゆみより"

企業には理解がないために、雇用率が上がらない…だから法定雇用率を引き上げる。
しかし、本当にそれだけなのだろうか?私は企業側の理解だけではない、もっと深い所に何か引っかかりを感じている。
本文は、研究成果というカタチというより、今後の取り組むべき問題提起の1つとしていく。
また、今回は肢体障害者にスポットを当てて考える。

研究テーマ

  1. 私の思う問題点
  2. 問題点の解決方法・打開策の提案
  3. まとめ
  4. 資料〜ゴッチくんバージョン
  5. 資料〜あゆちゃんバージョン
  6. おまけ・研究発表大会で使う予定だったカンペ

★私の思う問題点

  1. 障害者自身の意識の薄さ
  2. 障害者を取り巻く環境や支援の薄さ
  3. 企業側からの努力等方法に関する情報のなさ

★問題点の解決方法・打開策の提案

1. 障害者自身の意識の薄さ
 一般就労を希望する障害者は、どの程度いるのだろうか。私の周りでは90%以上が一般就労を希望している。しかし、実際に一般就労をしているのは1%にも満たない、極少数。要するに、障害者が仕事をして、収入を得るという、一般的な就労というのは、こういった『障害者社会』に属していると、とても特別なことになる。まさに夢の世界。
 これには多々事情もある。特に多いのは、自身の障害の重度さであり、常時介護を要する場合は、「普通な会社員」としての現在の概念に、反してしまう行動が多いからだ。それは、食事やトイレに行くことだけではなく、仕事に関する一連の流れや準備も、自力では不可能であり、それが多くにわたって、人にやっておいてもらわなければならない(準備など)ことになり、歯止めがかかっていたりすることも多い。また、自身の体力的な部分も、大きなハードルとなっている。
 しかし、本当にそれだけだろうか?私が注目する『障害者自身の意識』は、高い志を持っているのだろうか。

 資料1資料2の一般就職した、重度肢体障害者の2人のケースを見てほしい。

 一般就職をしたいと思い、叶えた2人のケースに共通することは、自分の障害を含めた自己アピールを止めなかったことがある。そして、その中にあるキーワードに、ITの普及がある。これは、外出が難しくともアピール(情報発信)などなかなか困難であった重度肢体障害者には大きなチャンスである。大きな影響力を持っていて、今の時代を大きく映し出している。
 また、自己努力というのは、このケースを見てもわかるように、アピール力もさることながら、『障害者社会』という村意識が根付いた世界を打ち破って、自己改革をきちんとしたからこそ、チャンスをつかみ、今につながっているものだと思う。障害者間にある『村意識』的なものに疑問をおいたのは、1つの作業(仕事)において、どんなに時間をかけてでも、全部やれればすべてOKになる美学。これは一般就労するには、邪魔なルールの1つだからだ。仕事を期限までに終えるために、分担して仕事をしていくのと一緒で、自分の身の回りのことも、分担し会社のルールにあわせなくてはならない。そんな美学に甘んじることなく、時間に遅れないように、先手を打ち、自己努力を続けていくという環境に適応しようとすること、それが信頼関係を築くための最大の努力ではないだろうか。しかしながら、そんな障害者は、私の周りでは少ない。その中で、企業や一般社会は理解してくれないといって、自分から動き出さずして、おかしなことは言っていないか、心当たりのある人には受け止めてほしい。
 そしてなにより、企業はボランティアではなくビジネス。会社にとってメリットのない人は、必要ないのだ。当たり前のこと+付加価値が、今の企業は欲しているからこそ、資格が大事だという世の中の流れ。その流れに乗ろうと、障害者は努力できているのだろうか?
 障害者活動にスポットが当たりにくいのも、非現実的すぎて、身の回りにない世界となっていて、それは自ら作り出していってるように思えてならない。相手にとって、また、現代の健常者社会へのメリットの表現に弱い障害者は、多いのではないだろうか。


2. 障害者を取り巻く環境や支援の薄さ
 就職したいのに、できない。アピールも情報発信もできるし、資格も持っている。たとえ人材の条件はそろっても、そこに、ブレーキがかかってしまうのは、やはり身体的なこともかかわるライフスタイルへのサポートだ。調査した肢体障害者の一般就労希望者へ、なにが不安なのかを聞くと、通勤・設備・病院等でやむを得ない欠勤の可能性があること・人間関係の順だ。その中でも群を抜いて多い通勤への不安は、なぜなのだろうか。
 1つには街のバリアフリー化がある。駅構内・出口へのエレベーター等設置。横浜市もずいぶんとそういった設備が整ったところも増えたが、その設置場所は人目につきにくく危険な場所、人の流れと逆行した場所、数箇所しかないために出口の利用がしにくい、など、駅1つでも、利用者の立場で設計されていないものが多いために、注目点はある。そして、大きな段差がある道路。時間が短い横断歩道。まだ課題はたくさんある。
 この中に、人の流れと逆行する、とある。これはエレベーターなどの設置場所の関係だけではなく、人混みの中では誰にでもある現実だ。こんな時に、誰かそばにいたり、車いす等移動に人の手の補助があれば、解決されることも多いと思う。人のサポートというのは、どんなに設備が整っても、必要不可欠なのだ。しかし、こういった通勤や通学に関して、支援するものは何もない。移動介護に関しては、通勤・通学は除外されれてしまう。横浜市に問い合わせたところ、利用者の急増が怖いという回答があったが、背景にはそれに伴う支援費制度の給付による、財政の圧迫を恐れているのだろう。しかしそうやって立ち止まっていては、一向に雇用率も上がらなければ、就職に結び付けていける状況になっていかない。給与所得者になることによって、利用負担額は多少なりとも生じるシステムにし、納税者にすることで納税免除対象者から外れ、税収入を上げることだって不可能ではないはずだ。また、就職していくためのスキルアップでもある通学という点でも、自己努力をし、やる気のある障害者には、積極的な支援対策を打ち出していったほうがいいと思う。そして、かかわるために人員は必要なわけで、そういったビジネスを増やし、競争率を上げていくのも、景気回復の1つの道だろう。ココには大きなマーケットとビジネスチャンスがあるように思う。
 また、障害者の多くには、街中での行動に不安がある人も多い。こういったことは、小さなころから経験として身につけられるのが最善ではあるが、難しい現状もある。特に養護学校教育では、経験を積み、自身をつける場を積極的に取り入れていってほしい。もちろん、その人の体と心の状態は配慮して。自分でなるべくできるようになったあと、今度はどんなときでも人に自分の介助を、的確に依頼できるトレーニングが必要だ。これは、いつも介助者がいないことを前提で、障害者自身のプライベートゾーンの確立になり、人の尊重というのを意識するようになるからだ。この確立にかけると、就労・一般社会の適応力はないと判断されていってしまう。そして、どんどん公共機関を使い、いろんなケースを想定して経験を積むことが、障害者自身の就職活動への積極性も生まれ、自信にもつながっていく。
 これが、今足りない、障害者への社会に出る支援だろう。

3. 企業側からの努力等方法に関する情報のなさ
 これまで、障害者自身にスポットを当てたが、最終的には企業側の努力と理解に賭けられている。企業は障害者雇用に関して、誤解をしているところが多い。仕事が遅い、時間にルーズ、人間関係が作れない、スキルがない…そして、どんな人が障害者かという不安だ。その誤解を解いていかなくてはならないのが、今、一般就労している障害者である。
 以前、某株式会社総務部へ質問したことがあるのだが、「障害者雇用をしようと決定した時に、なにがどんな風になっていて、どんなことが必要で、なにができないか…など、不安ばかりだった」という。しかし、実際面接を行い、2002年に初めて雇用してみて、お互いに話し合い、工夫をし、解決策を見つけていかなくてはならないという、答えに達したそうだ。一概に“こうなっていればいい”という、答えはなかったのである。
 障害者雇用に関しては、他社の努力や工夫の情報がなく、乗り出せない企業も多い。こういった点では、障害者雇用の問題は、障害の種類問わず、企業や現場へのケアというのも大きな課題になるであろう。現実問題として直面しなければ、なかなか難しい問題だが、障害者だけにかかわらず、多様な形のコンサルティングにもなるように思う。

★ まとめ

 2003年9月8日、厚生労働省東京労働局は東京都内に本社がある未達成企業約9000社の社名とその実雇用率などの一覧を公開した。この公開が企業の意識改革が進むことを、願ってやみません。ただこれは、権利だと威張らずに、謙虚な気持ちでラッキーな枠だと思って障害者は意識していてほしい。法定雇用率の設定によって、障害を持っているというだけで、採用試験すら受けられず、就労できない人へチャンスがめぐることになっているだけなのだ。現状ではこういった制度がないと、チャンスさえもない社会であることは否定しない。ただ、いつかこの制度も、差別だと言う声があがって、廃止されるのかもしれないと思う。
 双方からのあゆみよりは、しくみの確立さえされれば、案外早いものなのかもしれない。

★ 資料1〜ゴッチくんバージョン

 脳性麻痺による四肢麻痺。1級の重度肢体障害者です。日常は電動車椅子を使用して生活しています。トイレや食事など、会社内で生活していくために必要なことは殆ど一人で行なえます。現在、父・母・祖母の4人家族。3階建ての家屋の2,3階が我が家で使用しているスペースです。養護学校12年間通学後、更生施設入所、専門学校(2年制)入学。2003年4月に、富士通叶_奈川支社総務部に入社。

■就職について

1. なぜ就職したかったのですか?
 普通に生活を営んでいく上で、就職する事が当たり前だと思っていたから。
2. どのような工夫やスキルアップをしましたか?
 高校時代より、担任の先生のきっかけでPCをこと細かい部分まで知ることになったのが、専門学校へ入学するきっかけとなったと思います。専門学校では、情報処理の基礎からプログラミングと多種多様なことを学び、国家資格である基本情報技術者と初級システムアドミニストレータという資格をとりました。今となってみれば、直接仕事とつながりがある訳ではありませんが、自分は得意なPCを使って就職をするんだ!と言う意識を深めさせてくれたと思っています。
3. 今まで就職しなかった、できなかった理由はなんですか?それはなぜ?
 養護学校を卒業する頃より、就職をしたいとは思っていました。が、その頃は殆ど外出ができなかったんです。電車に乗ること自体に不安がたくさんあって、ラッシュ時の通勤なんてもっての他で。(笑)
 仕事に結び付けようとしていたPCに関しても、やっぱり障害があるがゆえに他人より優れた技術が何としても欲しかった。そんな思いが重なって、牛の歩みでも良いから、何年かかっても良いからって言う思いで、養護学校の卒業時には更生施設と専門学校って言う道を選んだのでありました。
 今は更生施設で外出の訓練を何度もプログラムを組んでもらい、車いすにあったレインコートの紹介や、ラッシュ時にも指導員と経験をしましたので、当時の不安はクリアできました。
 PCに関してもホームページ制作で満足していた高校時代よりも見聞がかなり広まったと思います。卒業研究でグループ開発したソフトウェアが学校代表に選ばれたって言うのも大きな自信になりましたね。
4. 就職活動でのエピソードは?
 民間団体やハローワークの主催する障害者のための面接会にも何度となく足を運びましたが、話が進むことは、まずありませんでした。活動をしていた時に目指していたSE(システムエンジニア)と言う職種は、外回りが多いがゆえに自分が本当にやっていけるのか?と真剣に考えさせられる良い期間でもありましたが、自分が積んできた知識というものをどうしても活かしたい!それは、譲りませんでした。
 一度、ハローワークから就職を斡旋するお手紙が来て、窓口に行ったら障害者不可の会社であった(いわゆる、誤って送信されたものであった)と言う事件?が一番、憤りを感じましたね。
5. 今はどういう状態ですか?
 今は、富士通(株)神奈川支社総務部にいます。パソコンメーカーですが、営業さんを始め、働く人たちのために働く部署です。健康管理室って言う保健室の様な施設も構えていますので、裏方さんのような部署です。
 今の会社との出会いは、専門学校の先生の紹介です。3回ほど、見学や試験のために訪問し、年度末ギリギリに内定を得る事ができました。
 任されているのは、ホームページの管理(社内向け)が主な仕事です。内容としては、各種届出フォーマットやビルからのお知らせをUPさせたりしてます。あとは、部内の端末の設定をしたり、調子がおかしくなるとソフトの再インストールをしたり、ビルの管理者とのメールのやりとり(看板を設置させて下さい!とか)、他にも書類作成やデータ入力など、色々な事を任されています。
 特別な規約などは、適用しておらず、正社員です。
 どうしても困る訳ではないのですが、事務所は28階にあり、車いす用のトイレが3階にしかない事です。あと、冬は電動車いすの電気がぬけやすいので、特に休みの日など、計画的に充電をしなければいけないので、そういった調整は大変です。

■就職したい人(障害当事者をメインに)や、障害者雇用を考える企業へメッセージやアドバイスを!

 どうしても自分のやりたいことを前面に出すことを考えてしまいがちだと思うのですが、一回、客観的に考えることも必要だと思うのです。一見、自分のやりたい事と何の関係も無いような職種でも自分のやりたいことが潜んでいる事もあると思います。
 企業に対してですが、障害者と長く付き合っていくと言う事を頭に入れて、面接者の話をじっくりと聞いて欲しいと思っています。いざ、採用したら何を援助して行ったら良いのかを考えるのではなく、雇用した人が話せる環境を作って欲しいと思います。障害があるから援助をしてあげるのではなく、一緒に考えていける関係を築いていってほしいです。

★ 資料2〜あゆちゃんバージョン

 先天性多発性関節拘縮症による両上肢機能全廃及び四肢筋力低下。1級の重度肢体障害者です。歩くことはできますが、急な階段、狭い階段、長時間歩行が無理です。また、握る・つまむと言う、指先を使う動作ができず、体を支えたり、腕だけでなにかをすることもできません。転倒すると、骨折などの可能性も非常に高いです。現在、妹2人・母で暮らす母子家庭。養護学校12年間通学後、更生施設入所、通所授産施設通所、作業所通所。2002年4月神奈川新聞社入社。

就職について

1. なぜ就職したかったのですか?
 母子家庭である我が家を支えたい。健常者と力比べがしたい。それに勤労の義務を果たさなきゃ、権利の主張っておかしいと思っていて、いろいろ主張したいものもあったので、義務を果たしたいとも思っていました。
2. どのような工夫やスキルアップをしましたか?
 更生施設での職業訓練中にhtmlの基礎を取得。資格も評価基準もなにもない。そこで大きなきっかけとなったのは、「あゆみのGENKIにきらきら☆ぱらだいす」という、個人サイト。当時は平均1000/月アクセスだったサイトで、ココでいろいろなカタチの情報発信をし続けた事が、今の仕事に結びついています。現在はそこからネットアイドルというかたちで、いろいろな媒体へのアピールや、地域の集まりや教育関係へ講演など、多方面で活動をするための窓口と突破口になっています。
 サイトを見ていただくと、一番分かりやすいのですが、このサイトでは自分の持てる技術を駆使してサイト構築をし、想いを文章にたくして、自身の障害のことも医学的な面と現実的な面から表現をするという、すがやあゆみ本人を映し出したものになっています。ですから、時間の流れとともに変化するサイトでもあります。
3. 今まで就職しなかった、できなかった理由はなんですか?それはなぜ?
 荒天時の通勤、転倒回避のためにラッシュ時通勤ができないことが就職への課題でした。
 荒天については特に雨天。雨の日の1人での外出が不可能なんです。雨が降らなければいいならそれでもいいのかもしれないけど、日本ではそうもいかないですよね。傘の開閉ができないことと、転倒してはいけないので、荒天でもとても危険で、その危険の最大限の回避方法となっています。傘の開閉について医師やいろんな人に話すと必ず"レインコート"を薦められます。だけど、どうでしょう。上肢も下肢も障害があると、公共機関では席に座りたいですよね。ということは、レインコートだと、座ることはびしょ濡れだと出来ないですし、足元にしずくがたまれば、また危険が増えてしまいます。だから「傘がいい」というのですが、やっぱり発想が出来ないんですよね…。
 転倒の回避について。最低限は仕方ないので自己管理となりますが、ラッシュ時の通勤ほど危険なことはありません。そこで出てくるのが「車での通勤」になるのですが、上肢機能障害が重いため免許取得は無理という判定でした。
 荒天については在宅就労の併用を希望し、ラッシュ時についてはオフピーク出勤を希望していくことで、打開策を提案していくことにしました。
4. 就職活動でのエピソードは?
 2年かけて20社以上の面接を受け、接客の仕事か事務関係を希望していましたが、再面接までいったことはありませんでした。そこで、方向転換したことが吉と出たようです。健常者や経験者と、同じ土俵に立っても、絶対に体力では勝てないんです。仕事のスピードでも勝てない。だけど、ちょっとの冒険心、アイディア、そしてコミュニケーションは、誰にも負けないと思いました。その想いを胸に、キャッチコピーに「私が雇用されたら、絶対に企業のイメージアップになります」というものをつかいました。
 今の会社との出会いは、2002年3月ハローワーク主催「かながわ障害者合同面接会」。短い時間の中”ダメモト”で7社の面接を受けました。
5. 今はどういう状態ですか?
 今は(株)神奈川新聞社メディア局に配属されていて、ミッション・スペシャリストです。新聞を作る会社ですが、新聞で使う記事・ニュースを、インターネット等媒体にhtmlなどで情報を流す部署です。また、インターネット上だけの独自コンテンツ(ホームページでしか見られないコーナー)もあります。
 任されている仕事は、ユニバーサルデザイン・福祉の独自コンテンツゆにNET担当。企画・取材・構成・管理など、一連の流れを自身で行う局員も少ない中、上司たちの協力を得て少しでも多く自力で達成しています。こういった積み重ねが、対外的な場面にも出席できるようになったり、イベントのプロデュースなどを任せられるようになっています。
 契約はアルバイト(時給制)です。特別な規約は、荒天時のタクシー出退社や、短時間労働、出勤と在宅を混ぜた労働形態で、出社は週に3回を基本に、体力・天候を考慮して選択しています。
 こまごま困る事はありますが、シャワートイレがすぐそばにあるのが一番ほしい設備です。本社が移転するので、各階にシャワートイレの設置をお願いしてあります。オフピーク出勤は、夏休みなどの時期とぶつかると、通勤時間が公共機関はとても混雑するため、これから先の通勤に少し困っています。

就職したい人(障害当事者をメインに)や、障害者雇用を考える企業へメッセージやアドバイスを!

 一般の学生が一般の就職活動をするときにする、言動や振る舞いは最低限できるのは当然でいてほしいです。それに加えて、なぜ就職がしたいのか。なにが出来ないからどうしてほしいのか。それがきちんと分かっていない間は、面接などでの受け答えもあいまいです。スキルアップなどの努力は常にしている姿勢、そしてその努力の表現のしかたで、自分自身も変わるのではないでしょうか。
 企業としては、障害があるけれども、スキルがあり、メリットのある人材は必ずいるので、探し抜いてほしいです。また、障害者雇用というものは、イメージアップにもなりますし、どの企業にも必要なものでしょう。そういった表にアピールするときに障害者の活用もどんどんするべきだと思います。そして、理解を示す柔軟な姿勢という点では、ぜひ在宅勤労を含めることなども、一緒に考えていってほしい問題です。

★ おまけ

研究発表大会で使うはずだったカンペ。でも時間がなくてまったく使えなかったの〜。ココにあります